先週と今週。

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先週は二つの演奏会がありました。
木曜日はアンサンブルofトウキョウ140回定期演奏会でした。会場は東京文化会館小ホール。
今回は若手(!)のアンサンブルでということで、吉原 葉子、佐原敦子、岡さおり、私、そして青山聖樹の5人で古典派、ロマン派の音楽を演奏しました。
前半はヴァイオリンとヴィオラでホフマイスターのデュオ、そして弦楽トリオでシューベルト、そしてあまり演奏されないクルーセルのオーボエ五重奏でした。クルーセルはとても良い曲でした!古典的な美しさがあり、古き良き時代の音がしました。
そしてメインはブラームスの弦楽四重奏曲第一番。この曲が決まってから四人でスケジュール合わせをして、時間をかけてじっくり練習しました。
やれどもやれども課題が出てきて愕然としましたが、深いブラームスの世界を感じながら演奏できました。
緊急事態宣言前でしたが、多くのお客様さんに来場いただき本当に嬉しかったです!
そして・・・
今回初めてプレトークを担当しました。
今までの定期のプレトークと違って砕けた感じでやりましたが、果たしてよかったのかどうなのか・・・わかりません。
アンケートではいくつか褒めていただきましたが‼️


土曜日はピアニストの笈沼甲子さんのリサイタルで、シューマンの幻想小曲集とベートーヴェンのチェロソナタ第3番を共演しました。
何度も共演してお互いよくわかっている笈沼さん、あまり細かいことを言わずにもわかってくれてしまうので、リハーサルはスムーズでした😅
チケットは完売で、音楽を求めている方も多いのだと勇気をいただきました。

今週は洗足と藝大モーニングコンサート。
モーニングコンサートはマーラーとチャイコフスキーでした。
自分の大好きなマーラーの曲を演奏していると本当に幸せになります🥰
この緊急事態宣言のなかでも演奏会に足を運んでいただくお客様には、本当に感謝しています。

さて、来週からはベートーヴェンチェロソナタ全曲演奏会のリハーサルが始まります。
最初のリハーサル、どんな音がするのでしょうか。

今回、新しいヘンレ版とベーレンライター版を買ってみました。
古いヘンレ版は1971年版、新しいのは2009年版。ベーレンライター版は2004年版。そんなに新しくないですかね・・・

厚みは違いますが。


まずは音楽を楽しみ、音楽の楽しさを届ける。初心を忘れずに頑張ります。