たくさんのご来場ありがとうございました。

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9月7日、9月15日と開催いたしました「羽川真介ベートーヴェンチェロソナタ全曲演奏会」は本当にたくさんのお客様をお迎えして開催することができました。 今回は感染者は減少傾向にはあるものの、緊急事態宣言中ということで開催することは本当に迷いました。しかし、感染対策を万全にしてお客様を迎え、ベートヴェンの素晴らしい音楽を共有してもらうことが自分の役割と信じて開催しました。 その結果、キャパの半分ではありますが両日完売となり、本当にうれしかったです。 当日は幾人かのキャンセルはありましたが、多くのお客様に支えられて楽しく演奏することができました。本当にありがとうございます。 そして、共演してくださったピアニストの田中美千子さんにも本当に感謝です!! 多くの時間をリハーサルに割いていただき、この音楽に真摯に向き合ってくださいました。 田中美千子さんの音は本当に美しく、また躍動感にあふれていて素晴らしかった! そしてこういう言い方が正しいかわからないけれど、音程感が良くて、音程がはまるのです! すごいなあ。  

また、ヴァイオリンの浦川宜也先生にも貴重なアドバイスをいただきました。ありがとうございました。


今回ベートーヴェンの作品8曲の演奏を通じて、あらためてこの作曲家のすごさを感じました。

当然のことなのですが、初期のころからベートーヴェンの作品というものは完成されていて、そこからよけいなものが(ベートーヴェンにとって、ですが)どんどんそぎ落とされていく。

そして後期には磨かれた宝石のような音が残っていったのだなあ、と改めて感じました。

本当に前期の作品もすばらしい完成品なのです!!

初期、中期、後期と音の数は減っていき、音一つ一つの意味は相対的に増えていく。

そして世界観はより高いところへ登っていく。

もっとこの世界を味わいたいと思いました。

さてこの公演は録画も行いました。

全曲演奏会をすべて配信を行う予定です。

二日間の模様を期間限定、有料にて配信予定ですので、聞き逃した方、遠方の方なども楽しんでいただけると思います。個人的には本番なのであれやこれや気になることはありますが、ここはエイッと本番そのまま配信します。 準備ができ次第告知いたします。


来月からはベートーヴェン弦楽四重奏全曲プロジェクトも始まります!

Quartet Laurus として藝大フィルハーモニア管弦楽団の仲間たちと7回に分けて演奏していきます。

第一回は10月20日 19時より代々木上原のムジカーザで開催です。

曲目は弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 op.18-3 

弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 op.59-1 「ラズモフスキー第1番」

です。10月24日にはプリモ工房にて同じプログラムでライブ配信もおこないます。

こちらもお楽しみに!