ピッチと調弦と記号。

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2日後に迫ったアンサンブルシリーズvolでは今までにない挑戦をしています。

まず、後半のマレとフォルクレの曲はヴィオラ・ダ・ガンバの為の曲なので、通常チェロで見るへ音記号やト音記号、テノール記号ではなくアルト記号が多く使われています。

これがなかなか厄介で、すぐ慣れているテノール記号で脳が反応してしまうのです。

一生懸命読めるようにして、そのあとでテノール記号(前半のフリードリヒ・バッハのソナタ)を見るとまた能が混乱してしまいます・・・

頭の切り替えが難しい・・・

そして今回はバロックピッチ415ですべて演奏します。

それ自体は良いのですが、普段はモダンピッチ442なので上げたり下げたりが多く、忙しい。バロックピッチとモダンピッチは楽器の反応も違ってくるのでそこの対処も気を使います。

また、そのうえセバスティアン・バッハの無伴奏チェロ組曲第5番は高い弦のAを全音下げてGにするスコルダトゥーラなのでまたまた難しい・・・


まあ、自分で決めたこのプログラム、われながらチャレンジャーだなと思いました。

でも、曲はものすごく良いので(とくにフォルクレとマレは普段そんなに耳にしないかもしれないけれど)是非聞いてい頂きたいと思います!

またヴィオラ・ダ・ガンバの音が本当に美しい!

平野さんのチェンバロも素敵です。


5月5日(月・祝)日暮里サニーホールコンサートサロン 14時開演(13時30分開場)

お待ちしております。 

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